一人暮らしならWiMAX！その理由は？固定回線との違いを解説

一人暮らしを始めようとするとき、インターネットをどう契約するか迷う方も多いでしょう。一般的にはWiMAXをおすすめする声が多いのですが、本当にWiMAXは一人暮らしにおすすめといえるのか、解説したいと思います。

おすすめな理由①　工事不要でその日のうちに利用できる！

WiMAXは家電量販店やオンラインでルーターの契約を行えば、自宅に届いた日からインターネット接続ができます。固定回線のような契約時の面倒な手続きや工事の手間は考えなくてよいというのが、忙しい一人暮らしの方には魅力です。
固定回線の場合は、次のようなデメリットが挙げられます。

１．管理人・大家さんに許可を取らなければならない：
賃貸アパートやマンション住まいの場合、固定回線を契約する際には管理人や大家さんに連絡を取って、許可をもらわなければなりません。

２．工事日程や時間を決めておかなければならない：
固定回線の契約をするとなると、工事日程を前もって決める必要があります。特に4月など、新生活を始めるのに予約が増える時期に契約してしまうと、工事が場合により1ヶ月以上後になってしまう可能性もあります。工事を済ませない限り、もちろんインターネットは使えません。

３．工事費を払わなければならないこともある：
通信会社によりますが、工事費を払う必要があることもあります。高いときには初期費用として数万円を要求されることもあるので、金銭的負担が相当大きくなることも考えられます。

WiMAXはルーターを契約してもこれらのようなデメリットはないですし、工事も必要ないので、気軽に利用することができるのです。

おすすめな理由②　持ち運びができる

WiMAXを1台持っているだけで、屋内・屋外問わず、1つの回線でインターネットの利用ができます。一人暮らしの方の中には、ノートパソコンやスマホ、タブレット等を外出先で使用する人も多いと思います。一人暮らしかどうかにかかわらず、電子機器を自宅外でも使えるという便利さが魅力で、WiMAXルーターを契約する人が増えてきています。自宅、学校、飲食店、仕事場など、いつでもどこでもインターネットを手軽に使えるというのが、WiMAXルーターの大きなメリットです。

その一方で、固定回線だと自宅でしか利用できません。外出先でもインターネットを使いたいと考えている人には、固定回線はおすすめできません。持ち運びできるかどうかが、ルーターと固定回線の大きな違いといえます。自宅でしかインターネットは使わない、という方であれば固定回線も選択肢として考えてよいかもしれませんが、ノートパソコンを持ち運んで作業したい人や、スマホやタブレットでYouTubeなど動画を頻繁に観るという人には、WiMAXルーターをおすすめします。使う場所に制限がないのは非常に大きな利点です。

おすすめな理由③　月額利用料が安い

固定回線とWiMAXの月額料金では、どちらがお得なのでしょうか？答えは、断然WiMAXです。WiMAXルーターは、プランにより違うものの、月々3,000円台から利用できます。以下に代表的な月額料金の例を挙げておきます。

フレッツ光：6.100円/月

SoftBank光：5,200円/月

auひかり：5,100円/月

WiMAX：3,282円/月

ご覧になれば一目瞭然ですが、WiMAXルーターは固定回線と比較しても料金面にかなりの差があります。どのプロバイダやプランを選ぶのかにもよりますが、光回線よりも格段に安いです。特に、フレッツ光についていえば、プロバイダ回線を別途で契約しなければなりません。プロバイダは自由に選べますが、プロバイダによっては利用料がかなり高額になることもあります。WiMAXルーターは、固定回線よりも料金面で大きな強みがあるといえます。一人暮らしの方は、他にも家賃や光熱費など、多くの出費があると思いますので、通信費はできるだけ節約したいところです。固定回線と比べて、月2,000円の差があるとすると、１年間で約24,000円も節約できることになるのです。WiMAXルーターは一人暮らしのお財布にとって優しい選択かもしれません。

おすすめな理由④　利用可能データ量の制限は3日あたり10GB！

WiMAXルーターは、3日間で10GBを超える通信を行うと速度制限がかかります。しかし、その上限を超えさえしなければ、速度を気にしないで何の問題もなくインターネットが使えます。では、WiMAXルーターで10GBのデータ量を使うとは、例えばどのような場合なのでしょうか？

（例）パソコンでYouTubeを5分間視聴した場合
　・超高画質：データ量約113MB→10GB使用すると約88回（約7時間）
　・高画質（HD）：データ量約60MB→10GB使用すると約166回（約13時間）

YouTube等、データ量を多く使う動画サービスであっても、3日間で10GBを超えることはめったにないのではないでしょうか。高画質での視聴にさえ気を付ければ、YouTubeをたくさん利用するという方でも問題なくインターネットが使えます。データ量をあまり消費しないメールやSNSをよく使う方であれば、あまり気にする必要はないでしょう。一方、光回線は通信量の速度制限はなく、WiMAXのように低速になってしまう心配がなく、思う存分利用することができます。

しかし、家族と一緒に暮らしている場合と異なり、一人暮らしの方は誰かとルーターを共有することもないため、自分でうまく計画を立ててデータ量のやりくりをすることができます。使いすぎた自覚があれば動画閲覧を少し控えめにしたりすれば、速度制限も気にすることなくインターネットを使えます。

おすすめな理由⑤　通信の速さは光回線と大差なし

光回線と比べてしまうと、WiMAXはやや通信速度が遅いといわれることが多いです。ところが、2019年1月に発売となった最新のW06という機種では、光回線にも劣らない通信速度でインターネットが使えるようになっています。W06は、これまでの機種よりもスピードアップしたWi－Fiです。無線接続利用時には、過去最速の下り最大867Gbpsで、無線でも光回線と変わらない速度なのです。有線でつなげばさらに速く、下り1.2Gbpsとなります。これは現在発売されているポケットWi－Fiのなかでも最速のスピードです。この点でも、光回線にも引けを取らない高速通信が可能なため、デメリットがたくさんの光回線を契約しなくても、WiMAXで問題なくインターネット利用が可能といえるでしょう。自宅外でもあらゆる電子機器でインターネットが使えるというのも、ルーターならではのメリットです。