WiMAXの用語でハイスピードプラスエリアモードという言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。なんとなくイメージは沸きますが、一体何のことなのか、WiMAXを申し込んだら誰でも使えるのか、詳しいことはよく分からないですよね。ここではハイスピードプラスエリアモードについて詳しく解説していきます。
ハイスピードプラスエリアモードは、WiMAXだけでなくau 4G LTEも一緒に通信に使用することができるモードのことです。au 4G LTEは、WiMAXよりさらに広範囲の通信に対応しているので、WiMAX経由で電波の届かない場所でもインターネットの利用ができるようになります。通常の利用ができるエリアとハイスピードプラスエリアモードでの利用ができるエリアの違いについてですが、ヒートマップを使った画像による地図が各事業者によって公開されています。これを見ていただければわかるのですが、地方都市ではハイスピードプラスエリアモードが非常に役立つといえます。時間・場所問わずインターネットを使いたい方には最適なモードです。
ハイスピードプラスエリアモードは、WiMAXと3年契約した際には利用料が無料になります。7GBのデータ量を超えてしまうと速度制限がかかりますが、都心ではなく電波の届きにくい場所でインターネットを多く使う方にはおすすめのサービスです。
ハイスピードプラスエリアモードを使う利点として挙げられるのは、通信エリアの拡大です。ハイスピードプラスエリアモードなら、WiMAX+2と併せてau 4G LTEの通信エリアまで使えます。WiMAX+2経由では電波が届かない場所でも、au 4G LTEで補うことができるので通信エリアをかなり拡大することができるのです。au 4G LTEは大手キャリアですので、その通信エリアである生活圏はもちろんのこと、山間部であってもかなりカバーできます。ハイスピードプラスエリアモードの利点として、屋内でも地下でもつながりやすいという点も挙げられます。WiMAXの基地局はそもそも数が少ないので、屋内や地下ではつながりにくいことがあるのです。しかし、ハイスピードプラスエリアモードなら、屋内でも地下でも快適にインターネットが使えます。au 4G LTEは基地局の数が多いですし、プラチナバンドと呼ばれる周波数帯域が使われています。プラチナバンドは広く電波を届けられるだけでなく、壁や建物も通り抜けることができるのです。そのため、WiMAXだけでは利用しづらいエリアでも、ハイスピードプラスエリアモードを使うことで問題なくインターネットが楽しめるようになります。
ハイスピードプラスエリアモードの強みとして、高速通信ができるという点も挙げられます。WiMAX+2とau 4G LTEの通信をキャリアアグリゲーションするため、高速通信が可能となります。キャリアアグリゲーションというのは、いくつかのインターネット回線をひとつにまとめることによって、高速通信ができるようにするシステムのことです。これを使うことで、WiMAX+2やau 4G LTEをそれぞれ単体で使うよりも高速な通信ができるのです。
WiMAXのハイスピードプラスエリアモードの利用料金は月々1,005円です。決してお手頃価格とは言えないので、どのような方が使うべきモードなのか、疑問に思うかもしれません。WiMAXのハイスピードプラスエリアモードをおすすめしたいのは、いろいろな場所へ出かける方です。特に屋内や地下でインターネットを使うことが多い人にはおすすめです。ハイスピードプラスエリアモードはau 4G LTEを利用することができ、そもそもLTEはWiMAXよりもエリアが広域で、障害物さえも通り抜けることができます。あらゆる場所で高速でインターネットを使えるというメリットがあるため、仕事でもプライベートでもいろいろな場所に出向く方にはおすすめのモードなのです。