サービス対応エリア外の場合の対処法！

対応エリア外で電波を繋げる方法はある？

WiMAXを利用するためには電波が必要です。電波が届かない範囲、すなわち対応エリア外でWiMAXに接続することは出来ませんから、自宅や特定の外出先がWiMAXの対応エリア外だった場合には、残念ながら接続を諦める以外に方法がありません。契約から数日以内であれば無料キャンセルできるプロバイダーもありますが、一般的にはクーリングオフを適用することはできず、違約金を支払って解約する流れになります。

ただし、WiMAXに接続することが出来なくても、契約したルーターを使って「ハイスピードプラスエリアモード」に接続すればWiMAXの対応エリア外からでもインターネットに繋げられる可能性があります。ハイスピードプラスエリアモードで使用する電波はLTE回線になりますから、LTEのサービス対応エリアであれば無事に接続することが可能です。

このLTEオプションは、利用できるルーターとそうでないルーターがありますから、不安な場合にはLTE対応のルーターを契約することがおすすめです。注意点として、ハイスピードプラスエリアモードは月間7GB以上の利用ができないという点が挙げられます。7GBを超過すると通信制限がかかってしまいますから、あまり頻繁に接続することはおすすめできません。

対応エリアについて要望を出すことはできる

WiMAXでは随時対応エリアを増やしています。特定の場所を対応エリアに変えてほしいという希望を持った場合には、WiMAXの「エリア改善要望受付フォーム」から要望を出し、エリア拡大を願い出ることが可能です。実際にエリア改善要望がきっかけでWiMAXの接続が可能になった地域もありますから、ダメ元でも要望を出してみると良いでしょう。

フォームには、14問の質問に回答するという形で入力することになります。対応エリアへの変更を希望する住所、契約中のWiMAXの通信システム、接続状況、利用している機種、屋内や屋外などWiMAXを利用している環境、そして意見や要望がある場合には自由に記入して送信することで、対応エリア拡大の要望を出すことが出来ます。

ただし、要望がすべて受け入れられる訳ではありません。WiMAXでは集められた要望を毎月データ集計し、特に拡充を希望する声が多いエリアを優先して対応エリアの拡大を行っています。改善を求める声が少ないエリアの優先度は残念ながら下がってしまいますが、声が多ければ多いほど素早い改善に期待できることも事実ですから、積極的にエリア拡充を希望することによって、要望が通る可能性も高まります。

エリアは定期的に拡充されているので、定期的にチェック可能

前述したように、WiMAXではエリア拡充の要望を積極的に取り入れて改善を行っており、接続可能エリアは定期的に拡充され、増えています。昨今ではインターネット回線が混雑しているため、WiMAXの基地局を増やして需要に対応するという計画も進められているので、よりスピード感を増した改善に期待することができるようにもなっています。現在はWiMAXへの接続が不可能なエリアにお住まいの方も、諦める必要はありません。

WiMAXでは、公式ホームページ上でエリア拡充情報を速報扱いで公開しています。今後に拡充することが確定している地域に関しては、エリアマップを見れば簡単にチェックできますから、それを参考にしながらお住まいの地域やWiMAXを接続したい地域の接続状況を確認しておきましょう。

接続可能エリアは、大げさではなく毎月のように増え続けています。半年前に対象エリアを確認し、圏外だったことを理由にWiMAXの契約を諦めてしまった方も、今もう一度対応エリアを確認すれば、既にWiMAXが利用できるように改善されていることが分かるかもしれません。契約のチャンスを逃さぬように、定期的に拡充情報を確認しておくことをおすすめします。

契約前にサービス対応エリアを確認するのは必須

WiMAXに契約した後になってから対応エリア外であることが分かり、接続できないという悲劇を避けるために、契約前にサービス対応エリアを必ず確認しておきましょう。対応エリアはUQコミュニケーションズのホームページに掲載されています。特におすすめなのはピンポイントエリア判定で、WiMAXの利用を予定している場所を細かく指定してサービス対応エリアか否かを知ることができます。

エリアチェックの画面では、地図上からWiMAXのサービス対応エリアを確認することが可能です。ピンク色で表示されているエリアは最大440Mbpsで高速通信が可能なエリア、紫色は通常のサービス対応エリア、肌色は今後拡大することが決まっているサービス対応エリア、無色はWiMAXの通信に対応しておらず、今後拡充される予定も現段階では決まっていないエリアということになります。

また、プロバイダーによっては15日間無料でルーターを提供し、実際に接続できるかどうかを試せるというサービスを提供していることがあります。ピンク色、もしくは紫色のエリアであれば問題なくWiMAXの接続ができますが、紫色と肌色、もしくは無色のエリアの境目にお住まいの方などは、このサービスを利用して接続の可否を確認しても良いでしょう。